|
|
「コメット・イケヤ」も久々に放送して欲しいです。録音媒体では持っていても、ラジオからの放送で直接聴くのは、また趣が違いますね。「コメット・イケヤ」はステレオドラマだからAMの「ラジオドラマアーカイブス」でなくFMの特別番組がいいかな。 静かに目を閉じて聴きたい作品で歴史に残るラジオドラマです。
ところで佐々木ドラマは傑作も駄作もあり、特に後期の低調は作家として苦しかっただろうと思います。それに対して「期待してたのに駄作だった」からと鞭打つようなことはせず、心打たれた傑作がいかに素晴らしいかに意識を向けて、その思いを他の方と分かち合えればと思っています。多くの芸術家にずっと天恵のようなインスピレーションが降り続けることは稀で、あるときから「降りて」こなくなる。古今東西多くの芸術家はそこで苦悩し、しばしば過去の自己模倣に陥ります。もしもそういった作品が権力等によって不当に高い評価を得ているのであればともかく、そうでないのに更にそれをあげつらうような真似はしたくない。期待はずれが大きいと人は不満を通り越して怒りの感情すら持つといいます。
四季や川シリーズは、あまりに素晴らしく、多くの人はものすごく大きな思い入れを持っているようです。若くて精神的に不安定なときに救われた、不登校の引きこもり状態のときに癒されたなどなど。そんなで次作に過剰な期待を持たれやすく、だから期待はずれのギャップも大きいのでしょう。それが「期待を『裏切られた』怒りの感情」に向かってしまったりする人もいる。僭越ながらプロファイリングすると「昭和57年以来。」さんは、そういった「不登校ケース」のように思われます。恨みの感情に意識を向けることは捨てて、逆に自分を助けたと思える初めて出合った作品の素晴らしさに気持ちを向けてその思いを語って欲しいものです。
|
|